夏、オーストラリアの方からメールが届いた。
どうやらその方はYouTubeで私の演奏をいくつか聴いてくれていたそうだった。
CDは作ってないのかと聞かれたので、『Hobos』というソロギターのCDR、Lavender Pillowの1st、山口ももえさん作ったCDの3枚なら手元に何枚かあると伝えると送って欲しいということだったので郵便局から送った。
どうやら気に入ってくれたみたいで本当に美しい音楽だねってメールをくれてうれしかった。
何度かメールでやりとりしていると、私はUenishi KatsunoriのSenri Recordから出ているカセットを持っていてそれが特にお気に入りなんだけど、もしUenishi Katsunoriの音源が他にないか知っていたら教えてくれないかと書いてあった。
ここで説明しておくと、Uenishi KatsunoriさんはLavender Pillowでもコハクでも一緒に演奏するギタリストだ。何だか面白くて、Uenishiさんにコンタクトを取ってこんな風に言ってるから連絡してと伝えておいた。
後で聞くとオーストラリアの彼はYousei Suzukiさんのカセットレーベルの全タイトルを買ってくれていたんだそうだ。
それから僕の周辺の音楽も、オーストラリアの周辺の音楽も教え合ったりした。

僕の音楽自体は、音楽というかひとりごとに近いものだと思っていて、無意識とかそういったものがひょこっと顔を出したものだと思っているのでそれを聴いて貰えるのは何だか面白いなと思ったものだ。ただ無意識を降りて行くと深層の所では色んなものに違いはないというか共通項があるんだとは思っている。
それに対して反応があるのもうれしいしその現象が面白いなと思う。さらに音楽がインターネットを通して発見されてモノが物理的に南半球まで運ばれるというのは面白い。
ガラス瓶に手紙を入れて海に投げてそれが誰かに拾われてそれに返事が返って来た様な心地だ。
色々なことがあるけれど自分は面白い時代に生きているんだと強く実感したできごとだった。